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シクラメンprofile

シクラメンとは

活動報告写真

科名  :サクラソウ科 属名 :シクラメン属
学名  :Cyclamen
別名  :カガリビバナ ブタノマンジュウ
原産地 :地中海沿岸     種類 :球根
草丈  :10cm~25cm   
開花時期:11月~4月
難易度 :普通3       用途 :プランター
花言葉 :内気、はにかみ、遠慮がち、疑いを持つ
     (赤)「嫉妬」
     (白)「清純」

耐寒性 :やや弱い


特徴

 地中海沿岸を~小アジアにかけて十数種類が分布します。その中でも一般に鉢花として栽培されているのはシクラメン・ペルシカムから改良された園芸品種で、単に「シクラメン」と言うとそれらを指すことが多いです。11月~4月まで良く咲いてくれるシクラメンは花の少ない時期に大切な存在です。


シクラメンの育て方



購入の際は株がよく締まりしっかりしている株に元気があり、葉数が多い(葉の数と花の数は比例します)物を選びます。

 また、サイズの異なるつぼみを多く持っていて球根が鉢土の上に顔を出している(葉やつぼみの基部が乾くので病気に侵されにくい)物を選びます。

植えつけ
 
植え替えの適期は9月です。夏越しの方法によって植え替え方法も異なる様です。
 用土は底面吸水鉢で育てるのなら細かく砕いて粉状にしたパーライトを少量混ぜるのがコツです。赤玉土6:腐葉土3:粉状にしたパーライト1の割合で混ぜるか、市販の鉢植え用の土なら全体の1割ほど粉状パーライトを混ぜます。粉状パーライトを混ぜることによって鉢の底から吸い上げられた水が鉢の上部やすみっこまでまんべんなく行き渡るようになります。

夏に休眠した場合

 鉢から抜いた株(球根)は古い土をすべて落として根を2~3cm残してばっさりと切り落として新しい土で植え替えます。植え付けるときに球根の肩が地上部分に出るように植え付けるのがポイントです。5~6月になり花が終わったら徐々に水やりの回数を減らして行きます。新しい葉が開かなくなったら休眠状態に入っているので、水やりをやめて雨の当たらない風通しの良い所に置いて、夏を越させます。8月下旬から水やりを少しずつ再開し、植え替えをして下さい。※休眠法は手間がかからず、球根の腐敗を防げますが、開花が1~2月に遅れます。

夏に休眠しなかった場合

 鉢から抜いた株はまわりの土を軽く落として一回り大きな鉢に植え替えます。この場合も球根の肩が地上部分になるように植え付けます。深植えにならないように注意しましょう。5~6月(花の終わりかけ)に1回り大きな鉢に鉢替えをし、日焼けや病害虫に注意して管理します。 梅雨が明けたらできるだけ涼しい場所に置き、50%程度遮光し、30℃以上にならないように注意して、8月下旬になったらさらに1回り大きな鉢に鉢替えします。※非休眠法は遮光や病害虫の防除など管理に手間がかかり、球根が腐敗しやすい欠点がありますが、前年よりも1回り大きな株になり、11~12月に花を咲かせる事ができます。

 置き場所

夏越し

夏の暑さに弱く5月頃に葉が枯れて休眠状態になることが多いですが、寒冷地や涼しい場所に置いている株は休眠せずに夏を越します。夏越しの方法によって若干管理の方法が異なります。

葉が枯れて休眠にはいった場合

初夏に完全に葉が枯れて休眠に入った株は日光の当たらない風通しの場所で夏越しをさせます。休眠にはいったら9月に植え替えるまで一切水を与えません。自生地でも6月~10月頃は雨が降らない高温乾燥期で葉が枯れて休眠にはいります。ですからこの夏越し法は自生地の生育サイクルに近い方法といえます。ただ、日本の夏は高温「多湿」なので球根が腐ることがありますが、それは仕方がないです。

休眠に入らなかった場合

一方、休眠にはいらなかった株は半日陰の涼しい場所で夏越しさせます。水やりは通常通り行い、肥料は薄めの液体肥料を月に1回施します。


増やし方

 タネからふやすことができますが、発芽まで日数がかかり、開花するまで数年かかることが多いです。まき時は9月から11月頃です。


 管理

冬の適温は5~10℃と以外と低温に耐えます。逆に気を付けたいのは高温です。暖房の入っている部屋に置いていると(具体的には日中25℃、夜間15℃以上)花茎や葉が伸びすぎて倒れてしまい、極端な場合は休眠してしまいます。暖房中の部屋に置く場合は、葉に霧吹きをかけて水分を補給させます。花を長持ちさせるためには夜間は5℃~10℃くらいが理想的です。また、花の咲く時期に日光不足になると、花色が悪くなり小さなつぼみが咲かずに枯れてしまうこともあります。できるだけよく日光に当てて育てましょう。

シクラメンの葉は日光の当たる方向に向く性質があるのでいつも同じ場所においていると株が一方に片寄って見た目が悪くなってしまいます。一週間に1回くらいは鉢の向きを180℃回して日光の当たる場所を変えてあげましょう(この作業を鉢回しといいます)。シクラメンの生育適温は15~20℃ですが、花のついた株はそれよりもやや低い温度のところに置きます。


 花がら摘み
  花が枯れてきたら花茎の根元から摘み取り常に株をきれいにしておきましょう。葉も黄色く枯れてきたら同様に株元から摘み取ります。花がらをそのままにしておくと新しい花が咲いてこないので、花がら摘みはこまめに行いましょう・咲き終わった花や枯れ葉は、病気の原因になるので早めに取り除きます。
・花がらや葉のつけ根近くをつまみ、軽くねじるようにして引き抜きます。
・はさみやナイフを使うと切り口が大きくなり、雑菌が入って腐ることがあります。

 
葉組
 購入してから3~4週間は葉と花のバランスがよいのですがだんだんと株の中心の葉が大きくなってきます。そうなると見た目のバランスが悪くなる上、小さなつぼみが葉の下に隠れて日光が当たらずに咲く前に枯れてしまうこともあります。中心の葉を外に引っ張っぱると、外側の葉に引っかかって株の中心部分にスペースができます。そうすると日光が株の中心まで当たり、小さなつぼみも生長し花が咲くようになります。この作業を葉組みといいます。月に1回行いましょう。葉が込み入ってきたら、より多くの葉と株もとに光が当たるように、葉の位置を調整しましょう。葉の付け根を上に、先端が下に向くように、位置を組み替えます。黄化した葉は摘み取ってしまいましょう。



ガーデン アイテム

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